2011年09月26日

Pain Of Salvation/"Road Salt Two"

ロード・ソルト・ツー
"RS2"


Pain Of Salvation、昨年リリースの"Road salt One"に続く予期された新作"Road Salt Two"

前作制作期間に一時は2枚組になるコメントがあったものの、実際世に出されたのは"1"と付された一枚。その時の片割れの楽曲達をじっくり煮詰めたものがこの"2"なのだろう。音は"1"を周到するオールド・ロックスタイル。

衝撃度で言えば間違いなく今までで最も低値なアルバム。それもそうだ、歴代の作品は軌道修正を繰り返し、変化が生む訴求力が各個特徴付けていた。

前作は国内盤発売まで間があった為、国内流通止まったかとやきもきしたが。今回はマーキー盤も殆ど時差無く発売。

前作"Of Dust"のリアレンジ、"Of Salt"が象徴するように、前作とのヴァリエーションを強く感じさせる 。"Road Salt Theme"こそ弦楽による優美さに前作との差異を感じ取れるが、続く"Softly She Cries'"で荒々しい原初的なロックがぶり返す。実際Softlyなのはストリングスくらいという。

"Eleven"、"The Deeper Cut"は他の構成曲に比べ尺を取っているため、本来の曲展開が聴けるメイン楽曲になっている。リフなど"Scarsick"で聴かれたものに近い。 後者は"Into The Wild"のコーラスが嵌り過ぎなスピード・チューン。

"Healing Now"
フォーキーにかき鳴らされるギター、これがヒーリングというならば、相当な荒療治に違いない。シンプルな音選びだが、二本のギターがサウンドを重厚にする。

"To The Shoreline"
POS版マカロニ・ウエスタンとでも言おうか。

"Sleeping Under the Stars"のヴォードヴィル風楽曲再び、"Break Darling Break"。壊れ具合が気持ちいい。

"Linoleum EP"にも収録されていた"Mortar Grind"。本作のサウンドに合わせて小幅ながらリミックスされ、生音の触感が加わった。

本作一長尺の"The Physics Of Gridlock"は、異国情緒の際立つムード連作。前作ラスト"Innocence"の繋がりを感じさせるアラビック音階のギター。ラストで囁かれるのはなんとフランス語 。 テーマの変奏"End Credits"で二作に及んだ"Roadに別れを告げる。


攻撃的ではあるが、暴力的ではない。その狭間にあるレトロながら刺激の強い音楽が"Road Salt"だった。

一見先祖返りだが、極端な回り道にも感じる。道草?袋小路ではないのは確かだ。 次も大きな動きを見せてくれるだろうか。


追記
ギターのJohan Hallgrenの脱退が発表された。

直後に1作目から参加していたキーボーディストFredrik Hermanssonが脱退。

"Road Salt One"リリース時にはこの変化に付いてこれるか?というような内容のメッセージがあったが、メンバーが離れる結果となりこれは相当にショッキングな変化だ。バンドは直ぐに新メンバー加入へ動いているのがファンにとってせめてもの救いか。

というか、これぐらいで動じるようではPOSファンはやってられないというのが真理。以上。
posted by へいずん at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | New | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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