2011年08月07日

The Flower Kings/"Tour Kaputt"

現在は活動休止中にあるThe Flower Kings、ひさしぶりとなるマテリアルがはつばい!

Tour Kaputt
"Tour Kaputt"(CD)


現在最新作となっている"The Sum Of No Evil"(以下"SONE")発表後の2007年ライヴ。ドラムに元Mr. Mister〜King Crimsonパット・マステロット参加、映像撮りも行われたのは当時すぐにあがっていた話だったので、かなり待った事になる。

さて自分は"SONE"はTFK史上のベストだと信じて止まない一人だ。ライヴ盤の"Meet The Flower Kings"とは同じくらい、月並みだけど擦り切れるほど聴いてるね。6曲構成の各曲は、どれも歌心あり且つトリッキーでライヴ栄えしそうなものが揃っている。

今回はヨナスのRaingold Recordsから、DVDと2CDで個別リリース。DVDはPAL仕様(リージョンフリー)しかないですが。

ドラムス以外は前作ライヴ盤、"Instant Delivery"と変わらず。
Roine Stolt(g,vo)
Tomas Bodin(key)
Hasse Froberg(vo,g)
Jonas Reingold(b,vo)
Pat Mastelotto(ds,per)



モノクロ画面だが演奏が始まると色づく。
"The Love Is The Only Answer"
"SONE"収録の大作にして最高傑作がオープニング曲として披露。歌唱での盛り上がりは二次曲線を描き、極大点のギター・プレイに感極まる。

いつも思うけど、右利きのロイネが右、左利きのハッセが左で並ぶと何だかかっこいいよね。

ドラムのカメラ・ワークもいい感じだぞ。吠えながら叩くパットがワイルドかっこいい。

みんなの後方を陣取るトマスは、黒髪に戻ってしまった。前作"Instant Delivery"のときの、金髪にジャケット姿がヴィジュアル的にはかっこよかったんだけど。

キーボード・プレイはこの曲で要の人懐っこいファンシーなサウンドを一手に引き受ける。崩した感じで弾くが許される、そんなプレイ。

スローに盛り上がり頂上に至るエンディングは"Stardust We Are"、"I Am The Sun"の系譜であると、ライヴで聴くと改めて分かりやすい。

"There Is More To This World"
"Retropolis"より定番曲。

続いて同じアルバムから〜という事で"Retropolis"。シリアスなインスト・ナンバーだが、パットのドラムもあってクリムゾンみたいだね。特撮で見るようなカメラを震わせての演出も、やり過ぎだが効果てきめん。パットがドラムパッドでチャカポコ。そして始まるヨナスとパットの掛け合いが、絶妙でおもしろ過ぎ!是非に映像で見るべき。曲への戻り方もじわりじらして好いわ。

初期の曲はライヴに限るというのが今回も出たね。

"Trading My Soul"
ロイネがメインな歌曲とあって、完全に俺得。ライヴでもやはり激渋。

インプロ枠は"Hudson River Sirens Call"。オリジナルのアルバムでは地味に怪しげだったが、ライヴだと面妖さが際立つ。

そして"I Am The Sun"で第一幕を終える。

Set 2に移り、"SONE"最終曲の"Life In Motion"歌が強力で、ラストの熱唱までハイ。

"Brimstone Flight 999"
スリリングなパットのプレイも、スタジオ盤でのソルタン・チョースのテイクに匹敵。ご指名のトマスがチャーチ・オルガン〜アナログ・シンセの往来。

"Adam & Eve"のブリッジ的小曲である"Babylon"。心地の良い上昇感、つながる"Stardust We Are"(Pt.3)。そして静かに感動を呼ぶ"What If God Is Alone"。さっきまでスターダストだったスクリーンの映像が、スターダスト坊主に変化しているのが妙に気になるが……

開放感と高揚感の高い、3曲の牧歌的なメドレーで区切りとなる。

アンコールでは、完全にライヴの定番曲になった"Blade Of Chain"

ラスト・ナンバーは"The Sum Of No Reason"
TFK史上最もヘヴィな曲のライヴ・テイクとあって白熱!'80ライクなポップな線画風エフェクトになりR&R、しかもパーティー・ロックなジャムを繰り広げる。スタイリッシュなジャズ寄りのピアノがはまってる。

メンバーが去ったステージに、最後カメラが置かれてフェード・アウトするのも良演出。

セットリストを見直してみると、"1st"、"Rainmaker"、"Unfold The Future"以外からは満遍なく選曲されてる。

ツアーサポートとして最高の仕事をしてくれたパット。その後King CrimsonでGavin Harrison(Porcupine Tree)とのツインドラム体制になったが、今回発表されたKCプロジェクトではGavinのみとなってしまったようだ。

各々のプロジェクトは進行中、本家の休業が気にならなくなるほど旺盛だ。ともあれ今後の再始動に期待を膨らませる&ガス抜きの一枚となったはず。
posted by へいずん at 00:58| Comment(0) | TrackBack(0) | New | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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