2011年07月16日

Symphony X/"Iconoclast"

アイコノクラスト
Symphony X、4年振りの新作来る!


プログレッシヴ・メタル〜シーンの最盛期には最前線に居た重要バンドだが、近年は腰を落ち着けた感のある活動スタイルとなっている。

これまでは割と神話的題材のイメージで来ていたので、新作のパッケージを見ると意表をつかれた心地。妙にメカメカしいSFジャケット、お前はシューティングゲーのボスかというお顔は、シンボルでもあったマスカレイドの仮面の果てか。そしてバックにデザインされた二足ロボットはアーマード・コアか、ヴァンツァーか。

国内盤含め2枚組なので、通常盤は普及版に見える仕様。但し輸入盤のみSpecial Editionとして3面デジパック仕様あり。

イメージの変化は中身でも感じられ、ネオ・クラシカルというかシンフォニックさが後退している。言ってしまえば、毒気が抜けたような。だが要所のずば抜けた技巧の魅せ方はそのまま、バランスの取れたテクニカル・メタルにシフトした。


Disc1-1曲目"Iconoclast"、Symphony Xとして実に平常運転なタイトル曲。こってりとシャウトや仰々しいコーラスが増量、これはアルバム全般に言える。

例えばスタジアムロック的なライヴ向きなノリは、"Basterd Of The Machine"で聴ける。

端々はギターのマイケル・ロメオらしいプレイが飛び出すものの、サビがキャッチーなパワー・メタルと簡単な言葉でも形容出来てしまうのが何とももったいない。

ちょっと食傷気味になっているところでラスト・ナンバー。"When All Is Lost"は明確に以前からの作風を反映した出来栄え。ピアノの調べとバラードモードのラッセル・アレンの歌はやっぱり素晴らしい。均一なテンポで弾くギターと、ざらり絡むシンセ・オルガン。作中一プログレッシヴだ。

エンディング曲ははずさない彼ら、今回も。また各曲も突飛なものは少ないが、均された出来はやはり平均的に高水準。

Disc 2は一枚目からのテーマをリセットされた様な、新鮮な印象で始まる。アルバム・コンセプトからは離れ、よりフリーなアウトテイク集とすればわかりやすい。

徐々に技巧を深めて行く"Electric Messiah"、緩急を聴かせるのは"Prometheus"、最後までスピーディーに駆け抜ける"Light Up The Night"と粒揃い。


1枚には収まらないなど創作の灯は消えていないようなので、また彼ららしい完全な大作を聴かせてくれる事にも期待したいね。
posted by へいずん at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | New | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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