2010年01月17日

Pain Of Salvation/"Linoleum"

リノリウム
自分にとって常に特別であるものの一つ、Pain Of Salvation。ひと月前に国内盤もリリースされた"Linoleum"が、痛い。



6th"Scarsick"以降迷走とも思える状態だったバンドだが、常に気がかりなメンバーチェンジも落ち着いたようだ。ライヴ盤もアナウンスからリリースまで長かった。新作はフルレンスとはいかずEP。

"Scarsick"で感じられるようになったねっとりとした鬱っぽい感覚が、音や叫びのより痛々しい表現で曲を成している。特にダニエルのシャウトが、ドスも効いた低音中心から悲鳴のような高音へと印象を変えた。録音はどこかノイジーで、聴き手の心をヒリヒリさせる、痛い。苦痛じゃない、背を合わせる救いの方に向くのはいつものPOSだ。


メタルでもない、インダストリアル・ロックが表現は近いか。

その悲痛さはメロディアスさを殺すほど。3."If You Wait"の幻想的、サイケな空気は、鼓膜を揺さぶるバスドラによって引き裂かれる。


ジャケ違いの国内アヴァロン盤には近作から6."Idiocracy"のRemixがボートラ収録。確かに新曲に近い要素を持つ曲かもね。でもそれでも妙にこの曲だけ浮いて聞こえてしまう、それくらいの変化は間違い無いようだ。

Anekdotenがグランジに寄ったのと同じか、いや元々のミクスチャー度合いを思うと潜在の一要素を研ぎ澄ましただけかもしれない。

そして端的な変化に驚きつつも、普通に聴けている自分が居る。今回はあれか、Marilyn Manson聴く感じか!


確かにこの音はいきなりフル・アルバムで聴かされたら厳しかったかもしれないね。曲の出来に不安は無いので、通してではバラエティに富んで欲しいところ。
posted by へいずん at 01:35| Comment(0) | TrackBack(0) | New | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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