2009年11月25日

Transatlantic/"The Whirlwind"

The Whirlwind

Neal Morse(key,g,vo)
Mike Portnoy(ds,vo)
Roine Stolt(g,vo,key)
Pete Trewavas(b,vo)

Transatlanticが再集結、そして新作が完成!

8年振り?2ndもらって聴きまくったのそんな前だったんだ。


3rd"The Whirlwind"には3ヴァージョンあり、通常版ボーナスとの2枚組スペシャル・エディション2CD+DVDのデラックス・エディションが用意されている。



本編だが、12のパートから成る"The Whirlwind"一曲。キング・サイズのプログレッシヴ・ロックが容量一杯に展開される。なんなんでしょうね、各人このクリエイティヴィティは。新譜では珍しく付けられた邦題が『旋風』、直訳だが日本語にしても雰囲気あるぞ!


i."Overture"はニールらしいテーマがオーケストレーションから導かれ、期待通りのアンサンブルへつながっていく。リフが個人的に好きな隠れ名曲の進行に似てて、何やら愛着が…

第一声はロイネでちょっとびっくり。

この人たちが集まってそうそう音にぶれが生じるわけもなく、1st、2ndを周到したポップとも言えるサウンド・メイク。感覚はSpock's Beard"Snow"あたりが近いか。ロイネにSOUNDSCAPESとクレジットされているだけあってか、全体的にThe Flower Kingsのフレーバーが濃い気も。メイキングを見ると曲作りのやり取りはニールとマイク、そこにピートが加わる形に見えるんだけどね。

今までのオムニバス組曲では怒涛のインストパートと歌メインのパートと割とわかりやすく色分けされていた。これにより起承転結まできっちりではないが構成のメリハリとバラエティ感を与えていた。今度の構成曲(各パート)はそのほとんどに歌と演奏面での聴き応えを同居させている。要は独立して曲が完成されているもの。

中間の到達点vi."Rose Colored Glasses"はニールが歌うロック・バラード、メロディも渋い良曲。続く後半戦開幕を告げる"Evermore"のスムースなリズム感がしびれる。

xi."Is It Really Happening?"のメロトロンとピアノによる落ち着いた終息もここに来て予感させるが、段々と作中一ドラマティックなインストゥルメンタルへ発展してくれる、ひどく抜かりないのだ。ラストの粘りなど"The Dance Of Eternity"的。

軽くは聴き流せない一貫した高圧のテンションを維持し得ている。
パターンであったり好みが分かれるかもしれないが、押せ押せのシンフォが好きな自分みたいな人は途中飽きなく聴ける超大曲になるでしょう。



ボーナス・ディスクはアウト・トラックスとおなじみカヴァー集で半々になっている。

持ち寄りの楽曲なので、それぞれかなり素が出ている。ドリーミンな"Lending A Hand"はピート作、ここだけMarillion


Genesis
から"The Return Of The Giant Hogweed"Procol Harum"A Salty Dog"と以前カヴァー収録済みのバンドから再チョイス。ジャイアント・ホグウィードはドラムがパワフル過ぎる気が…
ニールのはっちゃけたボーカルは違うんだけどこれはこれでアリ。

"I Need You"AmericaThe Beatles(ジョージ作)の同名曲を組み合わせる試み。思ったより違和感ない。

Santana
"Soul Sacrifice"はみんなでパーカッションを演奏している。ニールがコンガ、ピートがボンゴ、マイクとロイネがマラカス。

これなら2枚組でレギュラー仕様にしても許される気がするが、2枚目はリミテッド・エディション扱いの慣例からか、充実の本編に対する自信からだろう。



DVDは"The Making Of The Whirlwind"。上にすでにメイキングからの内容を何点か書いているけど、風景は主にニールのホームでの作業だ。

マイキーはBlackBerry(?)がお気に入りのようだ。
ロイネはジャケットの中のインナーが、『チャンガの復讐』!
ニール・モーズのパパっぷりも垣間見て、これ実はホーム・ビデオ?
ピートは…やっぱり小さいので見てると和むなあ。



各人とも一線で活動するメンバーだけあり、周辺作のリリースもかなり活発。

ここ数カ月の作品を挙げると、

"So Many Roads: Live In Europe"/Neal Morse
"Less Is More"/Marillion
"Kilimanjaro Secret Brew"/3rd World Electric
(ロイネ、ヨナス・レインゴールドとの新プロジェクト)

またライヴDVDになるが"3 Rivers Progresssive Festival 2008"では、ニール、ロイネ、マイクが共演した再集結への布石が記録されている。

プログレッシヴ・ロックの今に目を向けさせ続けてくれる彼らの存在は、重要且つ極大なものになったのだなと改めて感じるこの頃。

トランスアトランティックとしてのツアーは来年春に予期されている模様。せっかくだから"Live In America""Live In Europe"の次なんで、来日して"Live In Japan"にして欲しいなあ。
posted by へいずん at 06:55| Comment(0) | TrackBack(0) | New | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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